電源供給と非常用電源(更新中)
非常用電源

 災害等による停電時に、発電機や蓄電池(UPS含む)等により、必要な(限定された)機器を動作させるためのものです。

  ※通常の建物では、データセンター等の受電容量と同等の発電機を備えていることは少ないために、動作機器の制限が必要になります。

 ・非常灯・誘導灯は、内蔵蓄電池/防災用発電機燃料のもつ期間のみの点灯となります。

 ・ビジネスホンは、内蔵バッテリーで動きますが、長期間の動作はできません。災害時には、アナログ回線の単独電話機(電源なし)が有利です。

 ・発電機の容量を超えての電気負荷投入は、電圧低下を起こします。

 ・サーバー等付属のUPS(蓄電池)は、電源供給の安定化(通常時)と、シャットダウン(停電時)のもので、長時間の動作はできません。

 ・インターネットは、パソコンに加えて、モデム・ルーター・スイッチに電源が供給されていれば、動作します。

 

レンタル等の持込発電機の注意事項

 ・3相200Vと、単相100V(容量小)に注意ください。3相発電機(動力用)での100V供給の場合は、変圧器が必要です。

 ・発電機と、電力側との切替には、適正な接続ケーブルと、電気工事士による工事が必要です。

 ・電源供給前には、全ブレーカーを遮断し、電源供給後に、負荷容量を確認しながらの、電源投入を行ってください。

 ※1 発電機容量(可能であれば自社設置)と投入負荷の事前確認をおすすめいたします。

 ※2 災害発生後の「発電機手配」、「接続工事」に関しては、事前計画/保守契約の顧客様優先とさせていただきます。

防災用電源

 防災電源には、建築基準法によるものと、消防法によるものがありますが、火災対応機器の動作のためと、避難のための機器(誘導灯、非常灯)のためのものです。

 このため対象物により、10分、30分又は60分の電源供給を保証する設備でありますが、今回の震災等のような長期停電に対応したものではありません。

お客様の業務を最低限継続するための、インフラ(発電機、外部供給盤、非常回路の分離)の整備を、お勧めいたします。

 1.非常時に必要な機器の決定(照明、電話、通信・・・)

 2.必要負荷に見合った発電機の選択 

 3.常用回路、非常回路の決定

 4.電力受電と発電機の切替方法(自動、手動) 

 5.常用/非常用配線の切替工事

 6.非常電源の分類(病院等の場合) 一般非常/特別非常/瞬時特別非常  (医療機器及び、関連する通信機器)

 

施工実績(防災・非常電源工事含む)

 ・病院電気設備工事一式

 ・学校(大学)電気設備工事

 ・ビル電気設備工事一式